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飛車落ち上手用新戦法!飛車落ち上手3手目△5四歩戦法

皆さんは平手将棋はよく指されると思います。
しかし駒落ち将棋はあまり指されない、指したことがないという方は意外にいるのではないでしょうか?
リアル道場だと棋力向上、チェックのために駒落ちを導入している所は結構見かけるという話を聞きます。
他にプロの指導対局などで駒落ちで教えてもらう事もよくありますね。
よく見かける手合いだとやはり王道は二枚落ちですが、今回は飛車落ちの新戦法、しかも上手側の新たな指し方を紹介したいと思います。

それが飛車落ち上手3手目△5四歩戦法(下図)です。
hishaoti3teme54f.jpg
見ての通り飛車落ちの上手で3手目に△5四歩と突く指し方です。
飛車落ちは普通は基本的に3手目は△4四歩と角道を止めて雁木に組むんで下手の右四間を受けて立つのが定跡です。
実際それでも上手側には紛れさせる手段は多く、下手側としても相当な知識がないと勝ちきれません。
しかし下手側が本当に勉強を積んでマスターされた場合、上手側はほとんど力を出せる事なく終わってしまいます。
そして基本的に飛車落ちは、下手の攻め対上手の受け という構図になりやすいのも特徴です。
駒落ちなので当然そうなるのはしょうがないのですが、せっかく大駒の角があるのだから、それをもっと活用した指し方はできないのか・・・と考えた人がいます。
例によってまたGAVA角の急所のGAVA氏考案の新作戦です。

角使いと謳われるその角捌きは、平手だけに留まらず駒落ちの飛車落ちにまで興味を注ぎました。
せっかく角という大駒があるのにそれを使わないのは勿体無い、そしてもっと何か上手側に新たな着想を少しでももたらせないか、という想いがこの飛車落ち3手目△5四歩を完成させました。

その威力は凄まじく、腕に自信のある低段者には負け知らずどころか、圧勝する始末でこの戦法の恐ろしさと序盤構想力を見せ付けられました。
何よりこの戦法は他の飛車落ち定跡・・・雁木やお神酒指しよりも伸び伸びと上手が角を使えるという事が大きいのです。
序盤に細かい注意や読みをかなり必要としますが、逆に言えば力を出しやすい力戦の展開になりやすいということです。
飛車落ち上手を持って、下手と指すのに何か面白いことはできないか・・・と悩まされる上手の方々は是非この戦法を試しに使ってみてはどうでしょうか?
新たな発見が見つかるかもしれません。


・飛車落ち上手3手目△5四歩戦法
downl.jpg

ミラー

ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、kifファイルが中に入っています。
kifファイルはフリーソフトの『kifu for windows』で再生する事ができます。


Andoroid・iPhone用ダウンロード
Andoroid・iPhone用ダウンロード2 SkyDrive版(zipで落とせない人用)
AndroidやiPhoneだと文字コードの都合でkifが読み込めないという現象が起こりました。
それら用に文字コードを修正した物も用意してみました。
Android・iPhoneユーザーの方はこちらをダウンロードしてください。
zipで落とせない人のためにSkyDriveでkifのまま公開した物もあります。

Android用は『Kifu for Android』で再生する事ができます。
iPhone用は『kif for iPhone』で再生する事ができます。


・ファイルの中身
飛車落ち上手の新戦法『3手目△5四歩』についての紹介の講座が6章分入った棋譜集です。
これを使って飛車落ちに新たな風を吹かせてみるのも面白いかもしれません。
全国の上手の皆さん、是非この戦法を手に取って下手を苦しめて見ませんか?


目次
●第0章 前置き なぜ3手目△5四歩なのか?飛車落ち定跡雁木の不満
hishaoti1.jpg
そもそもGAVA氏は何故飛車落ち右四間飛車に不満を感じたのか?
それについての前知識を右四間定跡を軽くおさらいして振り返ります。
上の図の通り、下手は右四間飛車に構え、上手は雁木に構えています。
受けて立つ上手の姿勢は立派ですが、やはり受身という印象が強い。
他にも色々な感じた不満点をまとめています。
実際は右四間定跡は難しいのですが、それをあえて嫌った理由、印象が伺えると思います。


●第1章 下手馬作り型
sitateumadukurigata.jpg
まずは飛車落ち3手目△5四歩の1番手を飾るのは『下手馬作り型』です。
そうです、どう見てもこの3手目△5四歩を見たら誰もが思いつく角交換からの▲5三角。
これで下手はあっさり有利になる・・・というのが平手の常識なのですが、それに一石を投じ、あえて飛車落ちに応用したのがこの『下手馬作り型』です。
あえて下手に馬を作らせ、上手側は角を手持ちに自由度の高い駒組みをして、4枚で玉を囲い△8五桂や△6四角と打って攻めを狙う・・・飛車落ち上手とは思えぬ玉の堅さとオフェンシブな布陣です。
この上の図は既に上手作戦勝ち模様で上手が主導権を握っています。
馬を作ったはずなのに何故か苦しい・・・と不可思議に下手は思う事でしょう。
この形は上手も遭遇率が最も高いと思われるので重点的に勉強をしておく必要があります。
他にも右玉型など指し方のバリエーションがあります。


●第2章 前置き お神酒指しについて
omikizasi.jpg
第二章に入る前に飛車落ち定跡のもう1つの上手の戦法『お神酒指し』について紹介をします。
この思想は本編二章の『下手角交換居飛車型』とほぼそっくりなので、その考え方がほとんど応用できます。
基本的にお神酒指しは中住まいにして攻めの戦法ですが、それを具体的にどのような攻め筋を狙っているのか、について前知識として知っておく必要があるので紹介することにしました。


●第2章 下手角交換居飛車型
sitatekakukoukanibisha.jpg
前置きで紹介し、次に来るのが本編第二章『下手角交換居飛車型』です。
上図を見ての通り、基本はお神酒指しのように端を中心に攻めるのですが、違いは玉を囲っている事と右金の動きをあえて保留しているところです。
これにより通常のお神酒指しより少しでも差別化と得をしようという狙いを秘めています。
単なる攻めの指し方だけでなく、右金の動きを保留する事で、一手でも早く仕掛けを狙う、陣形のバランス、▲8二角問題、そして中終盤での右金の活用など、色々高度な知識や読みが必要となる戦型です。
上手の力と読みが相当必要とされますが、それだけの見返りも十分期待できる戦型です。


●第3章 上手5筋位取り型
uwate5suzikuraidori.jpg
下手は3手目△5四歩にはどうも角交換はまずいのでは?と思い居飛車で対抗してくる事もありえるでしょう。
そこで今度は△5五歩と位を取って大模様に構えるのが上手の真の狙いです。
それが『上手5筋位取り型』です。
上図は上手くいった理想型ですが、こうなれば上手の角がいい感じに使えており、下手の角はあまり使えていない感じです。
飛車落ち上手の天敵の1つである矢倉引き角もこの戦法の前では全く怖くありません。
何故なら5筋の歩を突けていないからです。
この指し方は序盤から中盤の入り口にかけて色々細かい注意が必要ですが、それを乗り切れば作戦勝ちも望めます。


●第4章 下手振り飛車型
sitatehuribishagata.jpg
もう上手の角交換作戦にはこりごりだ!と思った下手は次にマイペースに指そうと▲6六歩と止めて振り飛車を狙ってくることもあるかもしれません。
それこそが上手の最も待ち受けるところで、これが上手の理想の布陣の1つ『下手振り飛車型』への陣形です。
5筋の位を取り、ここから金銀をどんどんと押し出して位を確保していきます。
二枚銀の好形の働きが良く、下手はかなり苦戦を強いられるでしょう。
そもそも下手から角道を止めるなんて事は上手としてはありがたいので、伸び伸びと角が使えます。
この振り飛車側を仕留めればもはや上手に怖いものはありません。


●第5章 下手石田流型
isidaryuugata.jpg
第五章からは少々イレギュラーな指し方を紹介します。
まずは現代平手将棋のメジャーな振り飛車、対石田流への指し方です。
下手が角道を止めずに突っ張って指してきた場合にはどうしたらいいか?
その具体的な指し方を紹介します。
基本的に乱戦模様になるので上手の力が発揮しやすい戦型になります。
お互いの角が乱舞して生き生きとする将棋は非常に華やかです。


●第6章 下手中飛車型
sitatenakabisha.jpg
最後の第6章を締めるのはやはり現代平手将棋の振り飛車『ゴキゲン中飛車』です。
下手の中飛車は駒落ち将棋では相当脅威と言われ、上手泣かせの戦法と言われています。
それに対して飛車落ち3手目△5四歩は真っ向から挑みます。
上図は何とか理想図に組んだ形ですが、ここまで組めるのなら少なくとも上手も一方的・・・という展開ではなさそうです。
強敵の『下手中飛車型』ですが、これを何とか倒す事ができればもはや怖いものなしです。
上手は△4四歩と突かない事により△4四銀という受けが生じているのがポイントです。


この6章で『飛車落ち上手3手目△5四歩戦法』の紹介は終わりです。
参考として実戦譜なども途中までですが同梱しているので参考にしてください。

いかんせん駒落ち自体のサンプルが少ないので、正直未知数な部分も多いのですが、それでもこの完成度は正直私も驚きました。
序盤構想力に関しては考案者のレベルの高さを思い知りました。
そしてどんな事に対しても自分流を創りたいという開拓精神にも感服しました。
全ての指し方に共通している事は、角が本当に生き生きとした展開になっていることです。
飛車落ちは右四間さえ覚えていれば何とかなる・・・と思っている下手に一発この戦法で痛い目に合わせてやるのも上手の楽しみかもしれません。


詳しくはダウンロードして自分の目で確かめてみましょう。
あくまでこれは大まかな紹介程度で、細かい変化や新手は皆さんで改良していくのも面白いかもしれません。
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